パク・ジニョン率いる大衆文化交流委員会が、正式に発足した。京畿(キョンギ)道高陽(コヤン)市にある韓国最大級の国際展示コンベンションセンターKINTEXでは1日、同委員会の発足式が開催された。大衆文化交流委員会は、李在明(イ・ジェミョン)大統領が公約に掲げた「5大文化強国」実現のために発足された大統領直属の新組織だ。先だって、9月に崔輝永(チェ・フィヨン)文化体育観光部長官とパク・ジニョンが共同委員長を務めることが韓国で報じられていた。今回の発足会でパク・ジニョンは「ファンの、ファンによる、ファンのためのコンテンツとエンターテインメントがKカルチャーの核心」とし、「韓国をエンターテインメントファンダム産業の中心地へと飛躍させる」と方針を明らかにした。彼は続けて、「ファン(FAN)と現象(PHENOMENON)を合わせた『フェノミノン(FANOMENON)』という名の大規模なグローバルイベントを企画している」と発表。「韓国を中心として多様な都市に拠点を設け、Kカルチャーを通じて全世界の距離がより近いものとなるよう努める」と抱負を語った。また、Kカルチャーにおける次のフェーズに関しては「韓国をエンターテインメントファンダム産業のハブ(hub:中核)にする」と強調。世界最大規模の音楽フェスティバル米コーチェラを超える祭典を韓国屋内で作るという計画も明らかにした。パク・ジニョンは今後の見通しとして、2027年12月に韓国で年末フェスティバルを始動することも発表。「1年を振り返る授賞式を開催すると共に、ファンの期待に応えてきたアーティストはもちろん、コンテンツやブランドにも選定の場を設ける」とし、「2028年からは全世界の主要都市を回りながら、夏の野外フェスティバルに拡張する」と明らかにした。この日の発足式には、韓国4大事務所として知られるSMエンタテインメント、HYBE、YG ENTERTAINMENT、JYPエンターテインメントの代表が出席。パク・ジニョンが代表を務めるJYPエンターテインメントに所属するStray Kidsは大衆文化交流を代表するK-POPアーティストとしてこの場に招待され、特別公演を開催。彼らの華麗なエンディングステージもまた、発足式を意義深いものにした。パク・ジニョンがKカルチャーのさらなる飛躍に向けて方針を明らかにしたなか、今後韓国のエンタメ産業がどのように変化、発展するのか、注目が集まっている。・JYP代表パク・ジニョン、韓国文化政策のトップに…大統領直属の新組織で韓流を強化・「韓国大統領選」イ・ジェミョン氏が当選…新政権発足で“K-カルチャー”の行方は?