NewJeansとの対立が続くADORが、新任代表理事にイ・ドギョン副代表(VP)を選任したと発表した。ADORは、新任代表の選任背景について、音源やコンサートなどアーティストの活動企画およびマネジメントを遂行するレーベルとしての運営を本格化するためだと説明した。先立ってADORは昨年8月、制作と経営の分離および適切な人的資源配置を通じた組織と経営の正常化のため、人事管理専門家のキム・ジュヨン代表理事を選任した。ADORの取締役会は、このような当初の目標が達成されたと判断し、所属アーティストとレーベルの成長を図ると同時に、迅速なアーティスト活動支援と事業推進が可能な運営体制に転換するため、レーベル経営実務に精通したイ・ドギョン新任代表の選任を決定した。イ・ドギョン代表は、2019年にHYBE(旧Big Hitエンターテインメント)に合流。HYBEの全社ビジョンおよび事業戦略を樹立し、様々な新規事業を進めてきた。特に、2022年にはHYBE MUSICのアーティストIP基盤の事業を推進するIPX事業本部の副代表(VP)を務め、アーティストIPを活用したソリューション事業の高度化に中枢的な役割を果たした。HYBE MUSIC全アーティストのマーチャンダイズやポップアップストア、応援グッズ事業を総括した。さらに、アーティストIPをコンサートが開催される都市全域に適用し、ファンに多様な楽しみを提供する大規模コラボレーション事業「THE CITY」プロジェクトを企画・推進した。イ・ドギョン代表の選任により、ADORはアーティストの活動のための即座的な支援体制と高度化された人力構造を整えることになった。ADORにはNewJeansが所属しているが、昨年11月より専属契約の解除をめぐり対立している。一方で、昨年6月に次世代ボーイズグループのメンバーを募集する「2025 ADOR BOYS GLOBAL AUDITION」を開催し、新規アーティスト制作を準備中だ。・NewJeansのファン、ADOR代表らを告発「メンバーたちの要求を軽視して活動を妨害」・NewJeans ミンジ&ダニエル、ADORとの専属契約めぐる訴訟に出席…9月11日に再度調停へ