ベストセラー「死にたいけどトッポッキは食べたい」の著者ペク・セヒさんの訃報が伝えられ、哀悼の声が続いている。韓国だけでなく世界でも注目を集めたエッセイの著者であるだけに、このニュースは海外でも報じられた。BBCは昨日(17日)、「作家ペク・セヒさんが35歳の若さでこの世を去った。2018年に出版された彼女の本は、うつ病に関する精神科医師との対話を記録したもので、メンタルヘルスというテーマが全世界の読者の共感を得て、一つの文化的現象となった」と報道した。ペク・セヒさんは臓器提供により5人の命を救った。韓国臓器組織寄贈院は、「ペク・セヒさんが心臓、肺、肝臓、腎臓(両側)を5人に提供し、息を引き取った」と明らかにした。2018年に出版された「死にたいけどトッポッキは食べたい」は25ヶ国語に翻訳され、韓国で50万部以上、イギリス、日本でも10万部以上売れた。ペク作家の作品を英語に翻訳したアントン・ホアは、自身のInstagramに「彼女の臓器は5人の命を救ったが、読者は彼女の文章が数百万人もの心を救ったことを知るでしょう。ご遺族に深い哀悼の意を表します」と記した。ペク・セヒさんのSNSには読者からの追悼のメッセージが続いている。あるネットユーザーは「率直さで私たちを救ってくださり、ありがとうございます」と残し、また別の読者は「本を読む度に深く慰められ、その本と共に成長した」と伝えた。・BTSのRMも愛読した「死にたいけどトッポッキは食べたい」著者が35歳で死去…5人に臓器提供・K文学が熱い!日本でも話題となった韓国アイドルたちの愛読書に注目